

この記事では、下記のお悩みをお持ちの方へ書いています。
この記事では、我が家の具体的な「教育方針の例7つ」と「教育方針を決めるメリット4つ」や「我が家の子育ての失敗例」をお伝えしています。
また、親子のコミュニケーションが勉強へのやる気や学力に影響を与える、島根大学の研究の調査結果も紹介しています。
子育てに不安やお悩みを抱える方におすすめの情報です。
我が家の教育方針7つ

① あいさつ
② 規則正しい生活

子どもには土日も関係ないので、徹底するのは大変でした💦
③ 二人で叱らない


親が同時に叱ると、子どもの逃げ場がなくなりますよね。
④ 言葉の使い方で気をつけたこと

大人と同じ言葉で話す

私たちのことも「お父さん・お母さん」と呼ばせたため、言葉が出るまで時間がかかりました。
当時心配しましたが、今となれば笑い話。
固有名詞を使う

なつき、お姉さんが「プードル」をお散歩させているね~

おねえさんが「プードル」をおさんぽ、させているね~
かわいい~♪
⑤ 好き嫌いをさせない

子どもの好みに合わせた食事を続けると、わがままに育ちます。

本当の話
「ウィンナーしか食べない」従兄弟がいました。
その子がわがままに育ったのを知っているので、食事を好きにさせることはリスクです。
⑥ 助け過ぎない
転んで放置しているのは心が痛みますが、すぐに助けてしまうと助けを求めることを習慣づけると感じたため、助けないようにしました。

子どもは泣いても💧
自分で立ち上がるようになりました~
⑦ 報酬型にしない

報酬によるシステムを作ると、子どもがインセンティブに依存してしまい、自主的な動機が育ちません。
我が家のNG例の教育方針を紹介
実は、中学生の時に失敗しました。

携帯電話が欲しい~
みんなとの連絡で必要なんだ!

今度の中間テストで、3位以内に入ったら買ってあげるよ。
テストまで猛勉強!
見事、3位に入る。

3位に入ったから、携帯買ってね。

次回も、頑張るんだぞ。

はい。
期末テスト

携帯のゲームに夢中になり、成績が急降下⤵

やっぱり、目的が終わったら勉強しないじゃない💢
親は子供を信頼し、携帯電話の使用も管理できると甘く考えてしました。
しかし、息子は携帯電話の誘惑に負けてしまい、親の知らない間に使用していました。
この期間は反抗期と重なり、元の状態に戻るまでに約半年かかりました。
最終的に話し合いをし、「スマートフォン使用を制限するアプリ」を導入することで問題は解決しました。
教育方針を決めた時期

子どもが生まれる前に、話し合いをしました。
幼い頃に実母が家出をした経験から、夫婦でのコミュニケーションが大切だと感じていたからです。

話し合いができるっていいですよね。
教育方針を決める4つのメリット

① コミュニケーションの促進
事前に夫婦で話し合いをすることで、お互いが期待することや考えることを明確にし、コミュニケーションのベースを築くことができます。
② 一貫性の確保
夫婦がが同じ方針やルールに従って行動することで、子供は安定感を感じ、混乱を避けることができます。
③ ストレスの軽減
共有されたことは、夫婦が協力して子育てに取り組む手助けとなり、お互いが協力しやすくなります。
④ 子どもが混乱しない
子供が親の間で異なるルールや期待を受けると、混乱や戸惑いを感じるため避けることができます。
④ 将来の問題の予防
子供の進路を考える際にも、事前に話し合い、方針を共有することで、将来的な問題や対立を予防できる。
夫婦で共通の考えを持つことは、たとえ意見が違ったとしても、お互いの考えや価値観を知る機会になり、それが子どもの成長を支える土台になります。
報酬とやる気の研究

「ほめ」は動機づけを促すために効果的であるかどうか?
実験
4-5歳児を対象に子どもに「絵を描いてほしい、もし何かを描いてくれたらごほうびをあげる。」と 伝え、絵を描かせ、時間と報酬を与えた後の描画時間の違いを比較。
報酬
結果
❸ポジティブな言語を与えられたグループは、絵を描く時間が長くなり、
残りの 3 グループ (➊よくできましたで賞のようなシンボル、❷お金、❹報酬を与えられない)は絵を描く時間が短くなる という結果。
たかし❸だけが長くなり、➊❷❹は短くなる。
結論
シンボルやお金などの明確な物質的報酬が過度の正当化効果を生じさせ、動機づけを減少させる。
このような影響は、幼児だけでなく、小学生や大学生を対象とした調査でも同じような結果。
引用元 島根大学 児童の動機づけを促す教員の効果的なほめ方
この研究から、子どものモチベーションを維持させる際に、物質的な報酬よりも言動的な報酬が一番有効であり、年齢に関係なく幅広い世代で効果がある。

言葉だけで、こんなに効果があるのは、驚いたね。

お金をかけずに出来るので、良いよね💗
親のしつけスタイルで成績に影響

学力格差は幼児期から始まるか?
語彙や読み書きの習得に文化・社会・経済の要因はどのような影響があるのか。
これらの問題を明らかにするため、東京、ソウル、上海の幼児 3歳児、 4 歳児、5 歳児各1,000名(合計3,000名)に個別の臨床面接調査を行った。しつけスタイル
結果
分析の結果、語彙得点としつけスタイルにも高い相関があることがわかりました。
すなわち、語彙得点が高い子どもは、共有型しつけを受けている。
語彙得点が低い子どもは、強制的しつけを受けている。語彙力の高さ➊ > ❸ > ❷
重要なこと
子どもを一人の人格をもった存在として尊重し、子どもとのふれあいや会話を大事にし、楽しい経験を子どもと共有しようとする「共有型しつけ」型が理想である。
引用元 学力格差は幼児期から始まるか? (jst.go.jp)
親のしつけスタイルによって、幼児期の段階で学力(語彙力)に違いがでる。

毎日一緒に過ごす親の影響は、大きいね。

語彙力にまで差が出るのは、驚いたね!
子育てで失敗したこと

物を与え過ぎた
親からプレゼントを貰った経験がなかったため、子どもの誕生日やクリスマスなどのイベントに欲しがるものを買い与えました。
その結果、何でも親に買ってもらえるという認識のため、物をあまり大事にしない子どもになりました。
整理整頓が出来ない
部屋の掃除や洗濯物のしまい方など、片付けることを教えなかったため、部屋が乱雑になりました。
大学生になりましたが、カバンの中も整理されておらず、整理整頓が苦手な状態です。
まとめ

我が家の子育て方針を共有しましたが、一番感じることは、育てた通りにしか育たないということです。
そのため、子どもにどのように成長して欲しいかを考え、優先順位を付けることがポイントです。
100家族いれば100通りの方法があるので、子育てについて唯一の正解はありません。
ですから、自分たちの信念に基づいて試してみるべきです。
最も大切なのは、親の愛情を感じながら、子どもたちが精神的に安定し、成長できる環境を整えること。
愛情たっぷりの家庭で幼少期を過ごすことは、どんなルールよりも宝です。
もしこの内容が参考になり、子育てを頑張っている親御さんに、少しでもヒントとなることがあれば嬉しいです。
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