

この記事では、下記のお悩みをお持ちの方へ書いています。
この記事では、子供のやる気を引き出し、やる気を高める5つのポイントと我が家の体験談を交えて紹介しています。
さらに、「学力格差は幼児期から始まるか」と「親子コミュニケーションの研究」のデータを参考に、家庭学習を進めるアイデアをお伝えしています。
この情報が、お子さんの家庭学習のご参考になれば幸いです。
勉強のやる気を引き出す5つのポイント

1.親が一貫生を持つこと
親が一貫生を欠いていると、子供は方向性を見失います。
学習の時間を決めたら、毎日一貫して守るようにして下さい。
- Q旅行中でも勉強をしていましたか?
- A
旅行先でも、量が少なくなることもありましたが、勉強をしていました。
悪い例

毎日勉強することにしよう!

はい…。
ある日。

今日は学校もお休みだし、「勉強はお休みにしよう!」
(本当は自分が疲れている…💦)

やった~!
2.言動に気をつける

① マイナスなことは言わない
親が常に肯定的な言葉を使い、失敗や苦手な部分に対しても優しくサポートすることが大切です。

「まだできないけれど、今度は頑張ろう~!」
という前向きな言葉をかけるようにしています。
② 他人と比べない

小学校には補欠合格で入学したので、深海魚🐟にならないか不安でした。
もし比較していたら、親子で潰れていました💦
深海魚・・・学校の成績が下位層の生徒の例え
③ ほめ方

テストの結果が良かった場合には、下記の言葉でほめていました。
すると、子供は自分の努力を認め、日々の勉強へのやる気を引き上げることができました。
悪い例
家政婦は見た(聞いた👂)実例

こんな簡単な問題も分らないの💢

分らないよ💧

明日からしばらくは、遊び禁止💢
窓を開けている季節に、隣の部屋から本当に聞こえて来ました。
盗み聞きになりますが、聞きながら…。
それ言われたら「やる気無くすわ💧」ってつぶやいていました。
3.環境作り


学習に集中しやすくなり、効率良く終わらせることができます。
4.勉強の取組み方について

① 朝学習をする
我が家では子供が入園前から中学生(3年生)まで、登校前に勉強することを徹底しました。
- Q朝、何を勉強をしていましたか?
- A
主に100マス計算や他の計算問題、そして通信教育に取り組んでいました。
② 基礎を重視する
大丈夫だろうと放置せずに徹底的にサポートしました。

子どもが寝た後に、学校で使っているノートを見て、確認していました👀
③ 勉強をやらせすぎない

学習を始める前に、今日は「これをやろうね!」と決めたら、それを終えたら終了し、達成感を味わうことが大切です。
あやのここだけの話
私立小学校に通っていました。
熱心な保護者の方が多かったので、過度にやらせているなぁ~と驚いたこと。
➊ ストーリー

○○君の音読カード。
間違って持って来ちゃった💦

どれどれ、見せてね。
その回数を見て、驚愕👀
1日に30回以上も読んでいた💦
❷ ストーリー

○○君のお家にコピー機があるから、KUMON(くもん)のプリントコピーしているんだって。

凄いね~
毎日どの位やっているのか、聞いた?

毎日100枚、やっているって!
もう何千枚も、やったって言っていたよ。

何、何千枚!
みんな、そ・そんなに頑張っているんだね💦
単純な作業を大量に繰り返すよりも、新しいことに挑戦したり、子供の興味のあることに取り組むのがオススメ!
息子の場合、小学1年生の時にパソコンのタイピングを習得し、タッチタイピングができるようになりました。
タッチタイピング – Wikipedia引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
5.成功体験を積む

小学校の小さなテストでも100点を取り、目標を達成する経験を積むこと。
これらの成功体験の積み重ねが、やる気を引き出せます。
同時に、同級生から『勉強の出来る子』と認定されることで、子供は自分の努力が報われることを実感し、学習意欲が刺激され、モチベーションを維持しやすくなります。
このサイクルが、学習におけるポジティブな「スパイラル」を生み出す大切な要素です!

なつきの場合
3年生の理科のテストで学年で1人だけ100点を取りました。
この経験が勉強へやる気を高めるきっかけとなりました。
親の役割とは

テストが悪かった場合、子供を責めるのではなく、次回に向けて子供と一緒に対策を立てます。
親が責任を示すことで、子供に自信と勉強する意欲を高めることができます。
親も子供と一緒に学ぶ

家族で学習するのが日常となることで、モチベーションが一層高まります。

読書の他に、漢検や英語を一緒に勉強していました。
親のコミュニケーションスタイルで学力に影響

学力格差は幼児期から始まるか?
語彙や読み書きの習得に文化・社会・経済の要因はどのような影響があるのか。
これらの問題を明らかにするため、東京、ソウル、上海の幼児 3-5 歳児、各1,000名(合計3,000名)に個別の臨床面接調査を行った。① しつけスタイル別の成績の調査
しつけスタイル
結果
分析の結果、「語彙得点」としつけスタイルにも高い相関があることがわかりました。
すなわち、「語彙得点」が高い子どもは、「共有型しつけ」を受けている。
「語彙得点」が低い子どもは、「強制的しつけ」を受けている。
語彙力の高さ➊ > ❸ > ❷
② 幼児期の語彙力と国語学力の調査
上記幼児調査に参加した児童を小学校1年の3学期まで追跡。
結果
幼児期の「語彙能力」と「読み書き能力」と「語彙得点」は小学校の国語学力に因果関係を持って影響する。上海もソウルも同じ結果。
結果から分ること
引用元 学力格差は幼児期から始まるか? (jst.go.jp)子どもを一人の人格をもった存在として尊重し、子どもとのふれあいや会話を大事にし、楽しい経験を子どもと共有しようとする「共有型しつけ」型が理想。
幼児期の「語彙力」は、小学校の国語学力と強い関連があり、「語彙」の豊富さが学力の基盤力である。
親のしつけスタイルは、幼児期の段階での「語彙力」やその後の学力にも影響がある。

幼児期の過ごし方が重要だね。

親の影響が本当に大きいね💦
ほめ方で子どものモチベーションが変わる

教員のほめ方が子どもたちの意欲にどのような影響を与えるか
小学生( 2年生、4年生、6年生) を対象に達成動機に与える言語的フィードバックの調査。
実験内容
良い点数を取った時と悪い点数を取った時の 2 種類の設定において、9 種類の異なる声掛けを用意し、感情や意欲について調査。
声掛けの方法
結果
意欲を低下させた
意欲を促進させた
欠点
ほめの欠点を 5つ挙げている。
結論
適切な「ほめ」であれば、積極的に行うべき。
不適切なほめ方を制限し、適切なほめ方とその効果を、ほめる側が学び実践することで、学習者に動機づけを与えることが可能。
結果から分ること
引用元 児童の授業中における 内発的動機づけを促す教員の効果的なほめ方の類型 – 島根大学学術情報リポジトリ (shimane-u.ac.jp)学習動機づけには、学習者の周りの環境が大きく影響している。
これは、ほめたり励ましたりしてくれる親や教員、友達が学習動機づけを高める重要な要因となる。
子供のやる気を引き出すためには、努力を認める肯定的な言葉と期待されていることを示す言動や行動が重要です。
子供が努力を認められ、期待されていると感じると、「学習意欲」が高まり、より一層の努力を惜しまなくなります。

褒め方も大事だけど、間違った褒め方もよくないんだね🆖

親も学びながら、実践していくしかないね。
まとめ

いくつかのアプローチを述べましたが、やる気を引き出し、やる気を高めるには、子供がストレスなく勉強に取り組める環境を整えることが大切です。
「学習習慣を」身につけることは大変ですが、その価値は非常に高いです。
特に小学校の低学年のうちに学習習慣を築くことは、子供にとっても親にとっても有益になります。
「学習習慣」を身につけることは、長期のプロセスのように感じられるかもしれませんが、実際には親が最初の数年間を積極的にサポートすることで実現可能です。
また、「学習習慣」を後から修正するのは難しいので、できれば小学校の低学年の段階で規則正しい学習環境を整え、継続的なサポートが重要になります。
今は大変でも、きっと苦労が報われる瞬間が必ず訪れます。
それは、子供が成長した時、気付いたら自ら机に向かってくれる理想の子に成長できるからです。
私自身も子供が小さい頃に頑張ってサポートして良かったなと実感しています。
もし、今が大変だとしても、明るい未来のために頑張り続けてください。
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