このような 疑問はありませんか?
小学校受験で不合格を子供に伝えた方法とは?
小学校受験の不合格体験談を聞いてみたい…。
我が家は小学校受験に挑戦し、不合格と補欠合格(繰り上がり合格)の結果を経験しました。
この記事では、子供が傷つかないように不合格の結果を伝える方法を考えて実践した方法をブログでまとめました。
- 小学校受験の受験校と受験結果
- 小学校受験の不合格の心境や考えていたこと
- 小学校受験で子供に不合格を伝えた方法
記事の前半では、受験の合否結果について、後半では、不合格から繰上がり合格になった心境や小学校受験を経験して感じたことをお伝えします。
不合格の結果に向き合っている方のお役に立てれば幸いです。
このブログでは、我が子の東大合格までのリアルな受験体験をもとに、実際に効果のあった勉強法や受験対策を紹介しています。
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小学校受験の受験校と受験結果
受験校 | 結果 | 進学 |
---|---|---|
A | ||
B | ||
C |
受験校
- 3校
結果
- 2校不合格、1校補欠
進学
- 1校繰り上がり合格(繰り上がりまで、約1ヶ月半)
小学校受験の不合格の結果が出たときの心境
小学受験統一模試を4回受験しました。最初の1回目が最悪で、2回と3回と少し上向きになりました。
しかし、最終の4回目の結果がよくなく、受験前も五分五分だなと感じていました。
私の育った環境が教育に不利だったことから、息子にやってあげられることを最大限にし、自分自身を納得させるために小学校受験に取り組んでいました。
不合格という結果が出たとき、自分と息子に能力がないと判定されたと感じ、悲しくて…。
何をしていても涙がこぼれてきて、なんともいえない無力感と絶望感がおそい、精神的に不安定になりました。
この間、子供の前では平静を装い、気付かれないようにするのが精一杯でした。
小学校受験の試験前に考えていたこと
入塾当初から子供の出来が悪く、落ち込むことがありました。
しかし、良い判定の模試結果を確認しては合格できるだろうと楽観的に考えていたため、受験校全滅のイメージをしていませんでした。
試験前に子供に伝えていたこと
- 受験しても合格と不合格があって、全員が合格できない
- たとえ不合格でも、お家から近くの〇〇小学校に行ける
こんな感じでこどもに説明していましたが、実際に現実になると思っていませんでした。
小学校受験の不合格を子供に伝えた方法!
不合格と補欠の結果が確定し、子供に事実を伝える必要性を感じました。
ただ、事実だけを伝えるだけでは子供の気持ちに傷が残るように感じ、どう伝えればいいのか悩みながら考えました。
試験前には子供に公立小学校に行けることを伝えていました。
幼稚園生が入学できることをきちんと理解しているのか、疑わしい気持ちもありました。
そこで、もう1通の手紙を作成することを思いつきました。
差出人は、以前説明していたお家から近くの〇〇小学校の校長先生としました。
なつき君へ
幼稚園生活を楽しんでいますか?
来年の4月からは、いよいよ小学生です。
学校では新入生がくる準備をしているよ。
4月になつき君に会えるのを楽しみにしています。
元気に学校に来て下さいね。
〇〇小学校 校長より
このような内容の手紙を作成し、印刷して封筒に入れ、子供に渡すことにしました。
受験結果報告
補欠合格の通知と〇〇小学校からの手紙を渡し説明しました。
A校、B校は、合格の人数に入れなかったけど、C校は、繰り上がり待ちで、〇〇小学校からは手紙が届いているよ。
そうなんだ。
C校は合格ですよって連絡が来るかもしれないけど、〇〇小学校では校長先生も楽しみだって書いてあったし、なつきも良かったね。
C校の通知と〇〇小学校の手紙をもらうと、息子は喜んでいました。
小学校受験の繰り上がり合格の連絡
結果がでてから、約1ヶ月半後に学校から自宅に電話が掛かってきました。
その際、嬉しくて、入学する意思を即答しました。
しかし、〇〇小学校に行くつもりになっている息子に説明をしないといけません。
繰上合格を報告
幼稚園から帰ってきた息子に質問をしました。
C校から電話があって、ぜひ入学して欲しいって連絡があったけど、C校と〇〇小学校とどちらに行きたい?
C校に行きたい!
息子は1年間勉強してきて、合格したかったことがわかりました。
小学校受験の不合格で大事なこと
苦しんでいるのは自分だけではない
私自身も結果に涙を流し辛い日々でした。
しかし、結果を伝える過程で子供自身も不安な気持ちを抱いていることがわかりました。
不合格を伝える際に子供を非難するような言葉を使うと、子供が傷つき、頑張っても報われなかった経験がトラウマになりますし、入学後の勉強へのモチベーションが低下する可能性があります。
今は辛い時期ですが、気丈に振る舞って欲しいです。
誰も非難しない
1番大事なことは、不合格だったとしても、それは誰の責任でもないということです。
試験でミスをした子供、面接でミスをした親。
試験結果の要因が明らかでも、みんなで協力して頑張ったことは変わりません。
お互いの努力を尊重し合う気持ちが大事です。
小学校受験をする上で大切なこと
受験前に不合格を想定し、対策を考える
受験するからには合格出来ることが理想です。
でも、現実的に不合格の可能性も視野に入れておく必要があります。受験前から負け戦を覚悟し、大金と膨大な時間を投資することに疑問を感じる気持ちは分かります。
受験する前に不合格のシナリオをイメージし、対策を考えておけば、さまざまな選択肢を検討し、心の準備ができるため精神的に余裕ができます。
結果よりも過程を重視する
小学校受験を通じて、子供は知識や学習習慣を身につけ、成長する機会を得ることができました。
しかし、入学後も良い成績をおさめることは約束されていません。受験が終了してもゴールではなくスタートです。
結果よりも過程を重視し、成長の機会として捉えておくのがポイントです。
まとめ
我が家は繰り上がり合格で、進学することができました。しかし、もし不合格で公立に進学した場合、どんな気持になっていただろうかと考えることがあります。
同じ塾の保護者の中には、全滅だった方もいました。受験終了直後から、「中学受験でリベンジだ」と言っていました。その言葉通りに、小1の入学と同時に中学受験の塾に行かせスタートダッシュをしました。
しかし、お子さんの学年が上がるにつれ、子供がやる気を無くし、成績も振わなくなり、塾からは退塾勧告を受けてしまいました。
低学年から塾に通うことで成功する場合もあります。
けれども、小学校受験の結果で、リベンジだと感じているのは母親や父親だけだと認識した方がよさそうです。
小学校に入学すれば友達と遊ぶことも貴重な体験であり、勉強一辺倒より伸びしろがあるように感じています。
<おまけ>息子に小学校受験の不合格のことを聞いてみる
今回の記事を書くために、改めて確認してみることにしました。
小学校受験で不合格を伝えたことを覚えている?
くわしくは覚えていないけど…。
小学生になれるんだと思った。
こんな感じでした。
手紙作戦が成功して、彼の心に傷を残さなかったようです。
ただし息子は、中1までサンタクロースが実在すると100%信じるような単純な性格だったからかも知れません。
息子の小学校受験の結果は良くありませんでした。
しかし、息子は東大生になることができました。
辛い経験を乗り越えれば、明るい未来が待っています。
どうか頑張って下さい。
「小学校受験の記事を時系列に以下で整理しています。ぜひ参考にしてください。