
このような 疑問はありませんか?
- 小学校受験は、塾なしで合格できるの?
- 小学校受験の塾にいつから通うのがいいのか知りたい!
- 小学校受験をした体験談が聞きたい…。

こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私たちの年収は500万円なので、塾なしで小学校受験を乗り越えたいと考えていました。
しかし、実際に受験を終えて分かったのは、「塾のサポートがないと厳しかった」ということ。
具体的には、独学では難しい試験対策や親だけでは対応しきれないサポートが多かったため、お金を払った意味があったと実感しています。
この記事では、私自身の経験をもとに、小学校受験対策として「いつから塾に通うべきか」についてお伝えします。
前半では、小学校受験の塾に通うメリット・デメリットや試験内容を説明し、後半では、塾なしで受験を乗り越えるのが難しい理由を実体験を交えてお伝えします。ぜひ参考にしてください。
- 小学校受験の塾にいつから通ったらいいのか
- 小学校受験の塾に通うメリット・デメリット7選
- 小学校受験の試験内容
- 塾なしで合格できるのか

私達は高卒で年収500万円台。でも、子どもは東大生に!
このブログでは、我が子が東大に合格するまでのリアルな受験体験や勉強法、受験対策を紹介しています。
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小学校受験はいつから塾に通うべきか?

年中の秋頃から塾通いをスタートするのがベスト
小学校受験を見据えた準備を考えると、年中の秋頃から塾に通い始めるのが理想的です。
なぜなら、受験に向けたカリキュラムがこの時期からスタートし、余裕を持って準備を進められるから。
小学校受験で年中から通った方がいい理由
- 試験本番の1年前から余裕を持って準備ができる
試験本番の約1年前に準備を始めることで、焦らずに着実に学力を伸ばせる。
- 塾のカリキュラムが秋から始まる
多くの受験塾では、年中の秋から新しいカリキュラムがスタートします。このタイミングで入塾すると、必要なカリキュラムを最初から受けられます。
- 新年度に合わせて新規入会者が多い
秋からの入塾は新学期が始まるタイミングと重なり、新しいクラスメイトと早く馴染むことができ、切磋琢磨する環境が整います。
- 季節や行事に関する出題に対応できる
小学校受験では季節や行事に関する問題が出題されるため、秋から通い始めることで実際の季節や行事とリンクさせた学習ができる。
我が家の体験談
最初塾代を節約しようと思い、年中の12月末から通い始めました。
しかし、実際に塾に通ってみると、年少から通っているお子さんが多く、他の子どもたち出来の良さに驚きました。そのため、数ヶ月間塾代をケチったことを後悔することに。
わずか数ヶ月の違いなのに、子どもの吸収力は大きく、早めに通っておけばよかったと感じました。

受験準備にはやることが多いため、年中の新年度が始まる時期からスタートすることを強くオススメします。
小学校受験の塾に通うメリット【2選】

小学校受験に向けて、塾に通うことでどんなメリットがあるのでしょうか?
具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
①専門的な指導を受けられる
塾では、小学校受験に特化したカリキュラムを学べるので、効率よく準備を進められます。
運動や季節の行事、工作、折り紙、絵など、試験で求められる幅広い分野をバランスよく学べるのがポイントで、独学ではカバーしきれない部分も、しっかり補えます。
また、模擬試験や実戦形式の練習があるので、本番に向けた実践力もアップします! 集団で学ぶことで、協調性やコミュニケーション力も自然と身につきます。
塾で学ぶうちに「年齢に応じてできること」が分かるようになり、お手伝いの習慣がつくことも。
例えば、洗濯物を畳んだり、お掃除を手伝ったり、お買い物に挑戦したりと、日常生活にも良い影響がありました。

塾通いで「家庭ではどんな対策をすればいいのか」が分かって、親の負担が軽くなったと感じました。
②学習習慣が身につく
塾に通うことで、勉強の習慣が自然と身につきます。
塾の仲間と一緒に学ぶことで、「自分も頑張ろう!」という気持ちが生まれ、学習意欲がアップします!
最初は宿題をやるだけでも大変に感じるかもしれませんが、数ヶ月もすれば塾のペースに慣れ、無理なく勉強を続けられるようになります。
この習慣が身につくと、小学校入学後もスムーズに学習を進められのがメリットです。

小学校入学時には、スタートダッシュを切れますよ。
塾通いのデメリット【4選】

塾にはメリットがある一方で、費用や時間的な負担などのデメリットも無視できません。
ここからは、塾通いのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
①経済的な負担が大きくなる
- 塾の授業料や教材費など、経済的な負担が大きい。
- 我が家の場合、小学校受験対策に140万円程度の費用が掛りました。

実際に掛かった小学校受験の費用をまとめています。
参考にしてください。
参考記事>>小学校受験の塾の料金はいくら?小学校受験の費用も公開!
②時間的な制約が増える
- 塾の授業や宿題に時間を割かれるため、子供の自由な遊びや家庭での時間が減少する。
- 多忙なスケジュールで疲労やストレスが子供にかかります。
- 帰宅や就寝時間への影響があり生活リズムが乱れることも。

8時に就寝していましたが、塾の日は、9時頃になることもありました。
幼稚園生で、1時間遅くなるのは大変でした。
③プレッシャーが増す可能性
- 子供同士での競争が過度になると、過剰なプレッシャーがかかります。
- 塾での成績に親自身も敏感になり、比較してしまう可能性もあります。
- 大人数を対象にした一律の指導が行われるため、子供によっては対応できない場合もあります。
④親同士の付き合いが負担になることも
- 子供が授業を受けている間、他の保護者とのお付き合いが大変。

お付き合いも正直大変でした💦
特に、レッスン中にカフェでお茶をする習慣があり、毎月のお茶代も馬鹿になりませんでした🍵
小学校受験の試験内容

小学校受験では、学力だけでなく、運動能力や協調性、表現力など、さまざまな分野で子どもの力が試されます。

主な試験内容は以下の通りです。
➊絵を使った課題
出題されるテーマ
- 自己紹介や家族のこと
- 四季や自然
- 好きな動物やペット
- 夢や未来の夢
- 友情や仲間
- 行事やイベント
評価のポイント
- 自分の考えを表現できているか
- 想像力や感性の豊かさ
- コミュニケーション力や協調性
- 身の回りの文化や行事への興味・関心
- 季節感の理解

秋の課題でセミを書いたら、アウトです。
❷運動
子どもの基本的な運動能力や協調性を測る試験です。
評価のポイント
- 体力や運動技能
- 指示を理解し、正しく動けるか
- 柔軟性やリズム感
- 協調性やチームワーク
試験内容
- 体力テスト(走る、跳ぶ、投げる、前転、平均台、縄跳びなど)
- 運動あそび(チームで協力して行うゲーム)
- 体操やダンス(簡単なダンスや体操を覚えて実践)

指示を理解して素早く行動できるかが大切です。
❸行動観察
集団生活における態度や行動が評価されます。
評価のポイント
- 社交性と協調性:友達と仲良く遊べるか、ルールを守れるか
- 言語表現能力:自分の言葉で考えや気持ちを伝えられるか
- 集中力と注意力:遊びや課題にしっかり取り組めるか
- 自己管理能力:自分の行動をコントロールできるか
- 好奇心と探究心:新しいことに興味を持てるか

待合室での行動も見られるので、トラブルを起こしたら合格できません。
❹筆記試験
国語と算数を中心に、基礎的な学力が問われます。以下の評価ポイントに基づいて、子どもの学力が測られます。
評価のポイント
- 読解力:短い文章を正しく理解し、話の流れや登場人物の気持ちをつかめるか
- 語彙力:言葉の意味を理解し、適切に使えるか
- 文章作成:自分の考えを文章で表現できるか
- 計算力:足し算・引き算・掛け算・割り算などの基本計算ができるか
- 数の理解:数の大小関係、パターンの理解ができるか
- 論理的思考:図形問題や簡単な論理的思考の問題に対応できるか

長めのお話を聞いて、内容を正確に理解する力も必要。

計算問題など、幼児にとってはやや難しい内容が多く出題されることも。
❺親子面接

親子の関係性や家庭環境、教育方針が評価されます。面接では以下のポイントが特に重視されます。
評価のポイント
- 親の協力度:学校の教育方針に共感し、積極的に協力できる姿勢があるか
- 家庭環境の理解:子どもが安心して成長できる環境が整っているか
- 教育方針:しつけや学習に関する考え方が明確で一貫しているか
- コミュニケーションスキル:親子のやりとりがスムーズで、子どもが自分の意見をしっかり話せるか

願書の内容も重要。
塾で添削してもらえると安心です。
小学校受験では、学力だけでなく、運動能力・協調性・表現力など幅広い力が求められます。
小学校受験の塾で行う授業内容
小学校受験に向けた塾の授業では、受験科目だけでなく、日常生活に必要な基礎的なスキルも重視されています。実際にどのような授業が行われているのかを見ていきましょう。
体験した授業内容
- 雑巾絞り
- 行動観察
- ペーパー問題への取り組み
①雑巾絞り

実際の試験では、雑巾絞りが出題されることがあります。
自宅でバケツから雑巾を絞って、床掃除をさせたことはありますか?試験では、雑巾を見たことも使ったこともない場合、対応できません。

私の息子は未経験だったため、雑巾が絞れず、床掃除もできませんでした。普段から身近な生活に触れさせることが大切だと実感しました。
②行動観察

試験では、道具が部屋に置かれており、使い方や、みんなとの遊びの中での協調性が観察されます。
塾の授業では、実際の遊びを通して、どのように遊ぶのかや協調性を学ぶ機会もあります。

日本の昔遊びを理解し、楽しみながら遊べるかが重要です。
③ペーパー問題への取り組み

試験では思考力を問われるペーパー問題も出題されます。
たとえば、「絵の猿が挙げている手は、右ですか?左ですか?」という問題です。
このような簡単な問題でも、鏡を見たときに反対に写ることを理解していないと答えられません。

息子も塾に通い始めた頃は、このような問題を理解していませんでしたが、塾で問題に触れる機会が増えて、徐々に理解が深まりました。
塾なしでは小学校受験が難しい理由

小学校受験では、ペーパー試験の知識問題だけでなく、運動や行動観察など、さまざまな要素が評価されます。
そのため、自宅だけで十分な対策をするのは難しいことも。

具体的にどのような点が難しいのか見ていきましょう。
- 1 ペーパーテストの範囲が広く、自宅での対策が大変
小学校受験のペーパーテストは、思考力や記憶力を問う問題が多く、出題範囲も広めです。

親がすべてを把握しながら指導するのは大変で、何から始めればいいのか迷ってしまいます。
- 2 運動対策の難しさ
平均台や跳び箱など、受験で求められる運動を家庭で練習するのは難しいもの。

本番さながらの練習環境を整えるのが困難で、
どう対策すればいいのか悩むご家庭も少なくありません。
- 3 集団行動の練習ができない
行動観察の試験では、協調性やコミュニケーション能力が評価されますが、家庭内だけで実践的な練習をするのは難しいのが現実です。

このように、小学校受験では幅広いスキルが求められるため、塾に通うことで受験に必要な力をバランスよく身につけることができます。
ペーパー問題や運動、行動観察の練習をバランスよく取り入れられるため、安心して本番に臨めるのが大きなメリットです。
自宅でできる受験対策
「塾なしでも合格した」というご家庭もありますが、しっかりとした受験対策を行っているケースがほとんどです。
実際に、入学後に保護者の方々と話す機会があった際、「こぐま会」のプリントを活用していたと教えてもらいました。

また、小学校受験の塾に通っていたご家庭でも、塾に通う前から こぐま会の教材を使っていた という話を何度も聞いたことがあります。
こぐま会の教材は、小学校受験に必要なペーパー問題を幅広くカバーしており、自宅学習の強い味方になります。

「塾に通う前に家庭で準備したい」
「まずは自宅学習で受験対策を始めたい」
という方は、こぐま会の教材を活用してみるのも一つの方法です。
📚小学校受験の自宅教材>>こぐま会の教材を確認する
まとめ

うちは幼稚園の年中の12月から塾に通い始めましたが、試験の内容を知るたびに驚きの連続でした。
小学校受験では、大人なら誰でも知っているような日常のことや一般常識が幅広く問われます。でも、子どもにとっては知らないことも多く、試験の問題を前にして「全然わからない…!」と固まってしまうことも。
振り返ってみても、小学校受験について何も知らないまま、すべてを家庭で対策するのは無理だったと思います。
もちろん、塾の費用は安くありません。
ただ、市販の問題集だけではカバーしきれない部分も多く、情報を集めるのも一苦労でした。その点、塾では試験の傾向や面接対策までしっかり教えてもらえたので、本当に助かりました。
実際に経験してみて、「やっぱり小学校受験には塾が必要だな」と強く感じています。
「小学校受験の記事を時系列に以下で整理しています。ぜひ参考にしてください。