
このような 疑問はありませんか?
- TOEFLってなに?
- 英検との違いって何だろう?
- TOEFLのテスト内容も知りたい!

こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私自身、TOEFLを知ったとき、どのレベルを受けるべきか、英検とどう違うのか、スコアはどれくらい取ればいいのか、分からないことだらけでした。
情報を集め、試行錯誤しながら進めるうちに、TOEFL Primary・Junior・ITP・iBTそれぞれの特徴や活用法が分かってきました。
この記事では、実際に子どもがTOEFLを受験した経験をもとに、TOEFL各テストの内容や受験するメリット、英検との違いを比較して解説します。
また、CEFR・英検・TOEFL(Primary・Junior・ITP・iBT)のスコア換算表もオリジナルで作成しました。
長めの記事ですが、TOEFLを検討している方にとって必ず役立つ内容になっています。ぜひ参考にしてください。
- TOEFL(Primary・Junior・ITP・iBT)とは
- TOEFL受験のメリット
- TOEFLと英検の比較
- 日本人のTOEFLスコア世界順位

私達は高卒で年収500万円台。でも、子どもは東大生に!
このブログでは、我が子が東大に合格するまでのリアルな受験体験や勉強法、受験対策を紹介しています。
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TOEFL® とは?

TOEFLに関するデータは、TOEFLのサイトを参考にしています(参照元:gc-t.jp)また、英検のデータは、日本英語検定協会のサイトを参考にしています(参照元:eiken.or.jp)
TOEFL® テストは、英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、1964年に米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。
このテストは、大学のキャンパスや教室など、実生活でのコミュニケーションに必要な英語力を総合的に測定することを目的としています。

TOEFLテストは50年以上の歴史があり、世界中の教育機関で採用されています。
どのTOEFLテストを選べばいい?
TOEFL®には、学習者の年齢や目的に応じて4つの種類があります。
- TOEFL®Primary:小中学生向けの英語テスト
- TOEFL®JuniorStandard:中高生向けの試験で、TOEFL iBT®の入門版
- TOEFL®ITP:団体受験向けの試験で、大学や企業で活用
- TOEFL®iBT:大学・大学院レベルの英語力を測る、最も一般的なTOEFLテスト
それぞれの試験について詳しく見ていきましょう。
① TOEFL®Primary


TOEFL Primaryは、小学生・中学生向けの英語力測定テストだよ!
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 小中学生 |
試験レベル | ✔ Primary Step1 ✔ Primary Step2 |
試験形式 | ✔ マークシート(ペーパー版) ✔PCで受験可能なデジタル版 |
申し込み | 個人・団体受験 |
スコア範囲 | 200〜230点 |
受験料 | 4,000円 |
- Primary Step 1 は初心者向け
- Primary Step 2 はやや難易度が高め
② TOEFL®Junior


TOEFL®Juniorは、TOEFL iBT®より簡単な中高生向けのテストです!
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 中高生 |
試験形式 | ✔ マークシート(ペーパー版) ✔PCで受験可能なデジタル版 |
申し込み | 個人・団体受験 |
スコア範囲 | 600〜900点 |
受験料 | 4,500円 |
③ TOEFL®ITP


TOEFL ITP®のITPは “Institutional Test Program” の略称で、団体向けのテストです。
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 大学生・社会人(団体受験のみ) |
試験レベル | ✔ Level1 ✔ Level2 |
試験形式 | ✔ マークシート(ペーパー版) ✔PCで受験可能なデジタル版 |
申し込み | 個人・団体受験 |
スコア範囲 | ✔ Level1(310〜677点) ✔ Level2(200〜500点) |
受験料 | 3,000円(団体単位で異なる) |
- Level 1:標準レベル
- Level 2:比較的易しい問題で構成
④ TOEFL®iBT


TOEFL iBTは、大学や大学院での学習に必要な英語力を測る、最も一般的なTOEFLテストです。
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 大学・大学院・留学希望者 |
試験形式 | インターネット試験(PCで受験) |
申し込み | 個人・団体受験 |
スコア範囲 | 0〜120点 |
受験料 | 245ドル(約36,000円) |
TOEFLiBTは “Internet Based testing” の略称で、テスト中にインターネット配信される問題をコンピュータ上で受験します。
TOEFL®Testsの試験内容




各TOEFLテストの試験時間、スコア範囲、受験形式を一覧でまとめました。
テスト名 | 試験時間 目安 | スコア範囲 | 測定技能 | 受験形式 | 受験料 |
---|---|---|---|---|---|
TOEFL iBT | 2時間 | 0-120 | R・L・S・W | 会場・自宅受験 | 245ドル |
TOEFL ITP (Step 1) | 120分 | 310-677 | R・L | 団体受験のみ | 3,000円 目安 |
TOEFL ITP (Step 2) | 70分 | 200-500 | R・L | 団体受験のみ | 3,000円 目安 |
TOEFL Junior | 115分 | 600-900 | R・L | 会場受験 | 4,500円 |
TOEFL Primary | 60分 | 200-230 | R・L | 会場受験 | 4,000円 |
テスト名 | 試験時間 目安 | スコア 範囲 | 測定 技能 | 受験 形式 | 受験料 |
---|---|---|---|---|---|
TOEFL iBT | 2時間 | 0-120 | R・L S・W | 会場・ 自宅受験 | 245ドル |
TOEFL ITP (Step 1) | 120分 | 310-677 | R・L | 団体受験 のみ | 3,000円 目安 |
TOEFL ITP (Step 2) | 70分 | 200-500 | R・L | 団体受験 のみ | 3,000円 目安 |
TOEFL Junior | 115分 | 600-900 | R・L | 会場受験 | 4,500円 |
TOEFL Primary | 60分 | 200-230 | R・L | 会場受験 | 4,000円 |
TOEFL Testを受験するメリット【4選】

TOEFL®テストは、英語を母語としない人が英語力を証明するだけでなく、進学に役立つ試験です。
世界中の大学や機関で認められているため、進学やキャリアの選択肢を広げる大きな武器になります。

ここでは、TOEFL®テストを受験で得られる4つのメリットを紹介します。
1 世界中で認められる英語試験

TOEFL®テストのスコアは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの英語圏だけでなく、世界160か国、12,000以上の大学・大学院・その他機関で活用されています。
これまでに3,500万人以上が受験しており、国際的な英語試験として広く認知されています。
TOEFL®スコアは、世界中の大学や教育機関で英語力の証明として認められます。
2 日本国内の大学・大学院入試で活用


TOEFL®テストのスコアは、日本国内の大学入試や大学院入試、大学卒業要件としても利用されています。
以下のようなケースで、TOEFLスコアが求められます。
- 日本の大学入試での活用
- 国内大学院入試での活用
- 卒業要件としての採用
国内大学入試での活用
早稲田大学・明治大学・立教大学・法政大学・中央大学・青山学院大学など、多くの大学が、英語能力の証明としてTOEFL®スコアを活用しています。
以下の入試制度が、スコアの提出が必要なケースです。
- 大学入試(一般選抜)、総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜(公募推薦・指定校推薦入試)
- 帰国子女枠
国内大学院入試での活用
国内の大学院でも、英語試験としてTOEFL®が活用されています。

例えば、東京大学の大学院入試では、独自の英語試験がなく、TOEFL iBT®のスコアが英語力の証明として採用されています。
大学院進学を考えている場合、TOEFL®のスコアを事前に確認しておくことが重要ですね。
卒業要件として活用
一部の大学では、卒業までに一定以上のTOEFL®スコア取得が必須とされています。
特に、グローバル系学部や国際学部では、一定のスコアをクリアしないと卒業できないケースもあります。
また、交換留学の選考基準としてTOEFL®スコアを活用する大学も多いため、留学を希望する場合は早めにスコアを取得しておくとよいでしょう。
3 奨学金申請で有利になる

TOEFL®スコアは、日本国内外の奨学金申請において評価対象となることが多いです。
例えば、以下の奨学金では、TOEFL®スコアの提出が求められることがあります。
- 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
- 民間財団が提供する奨学金
- 海外大学進学向けの奨学金
奨学金制度では、TOEFL®スコアが評価対象になることが多く、スコアが高いほど選考で有利になります。
4 英語圏の大学への出願条件

アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダなどの大学では、出願条件としてTOEFL®スコアの提出が必須となります。
各大学が求めるスコアは異なりますが、一般的には以下のような基準が目安とされています。
- ESL(英語を母国語としない留学生向けの語学教育機関)が充実していない大学 → TOEFL iBT® 79~80点以上(旧PBT試験では550点)
- オーストラリア・カナダ・イギリスの大学 → 80点以上を要求する大学が多い
海外の大学で学ぶことを考えている場合、TOEFL®スコア80点以上を目標にするとよいでしょう。

TOEFL®スコアは、日本国内だけでなく世界でも通用するスコアで、さまざまな場面でメリットがあります。
TOEFL®と英検の違いを比較!

英語の資格試験にはさまざまな種類がありますが、日本国内で特に受験者が多いのが英検です。
ここまで TOEFL® のメリット をお伝えしてきたので、「受験しようかな?」と考え始めた方もいるかもしれません。
そこでTOEFL® と英検を比較し、試験の特徴や受験しやすさについて詳しく解説します。
英検とは?
英検(実用英語技能検定)は、日本で広く認知されている英語試験で、1級から5級までの級があります。
小学生から社会人まで、幅広い年齢層が受験しており、国内の英語力判定の基準として活用されています。

英検の「IELTS(アイエルツ)」も、海外留学や研修の際に英語力を証明する試験として利用されています。
英検受験のメリット
英検は特に日本国内の高校・大学入試での優遇措置が充実しており、以下のような形で活用されています。
- 出願資格型(英検◯級以上が出願条件)
- 点数換算型(一般入試の英語試験の得点に換算)
- 加点型(試験結果にプラス加点)
- 試験免除型(英語試験を受けなくてもよい)
- 入学金免除(一部の大学では、英検のスコアに応じて入学金の免除制度あり)
このように、英検のスコアを持っていると、入試の英語試験が免除されたり、合否に有利に働きます。
英検とTOEFL®の受験料を比較
受験を考える上で、試験ごとの費用も気になるポイントです。
以下は、それぞれの試験の受験料を比較しました。
試験名 | 受験料 |
---|---|
TOEFL® iBT | 245ドル |
TOEFL® Junior | 4,500円 |
TOEFL®Primary | 4,000円 |
英検1級 | 12,500円 |
英検準1級 | 10,500円 |
英検2級 | 9,100円 |
英検準2級プラス | 8,700円 |
英検準2級 | 8,500円 |
英検3級 | 6,900円 |
英検4級 | 4,700円 |
英検5級 | 4,100円 |
※英検の料金は、本会場で個人受験する場合のものです。
TOEFL® iBTは他の試験と比べて受験料が高めですが、海外の大学・大学院の出願条件として幅広く認められています。
一方、TOEFL® JuniorやTOEFL® Primaryは英検5級と同じくらいの手頃な価格で受験でき、主に中高生向けの試験として活用できます。

「TOEFLは高い」と思われがちですが、実はTOEFL JuniorとPrimaryなら英検とほぼ同じ価格で受験可能です。
英検とTOEFL®CEFRのスコア換算表

TOEFL®を受験するとしたら、英検のどの級に相当するの?

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
以下の表では、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) に基づき、英検とTOEFL®のスコアレベルを比較しました。
CEFR レベル | 英検 | TOEFL primary | TOEFL Junior | TOEFL ITP | TOEFL iBT |
---|---|---|---|---|---|
C1 | 1級 | ||||
B2 | 準1級 | ||||
B1 | 2級 | ||||
A2 | 準2級 | ||||
A1 | 5級-3級 |
TOEFL®を受験する目安
- 英検5級~準2級レベル → TOEFL® Primary / TOEFL® Junior
- 英検2級~準1級レベル → TOEFL® ITP / TOEFL® iBT

「英語のスコアを測りたい」「試験形式に慣れたい」という方は、自分の英検レベルに応じたTOEFL®試験に挑戦してみてください。
TOEFL® iBTの世界平均スコアは?

TOEFL® iBTの世界平均スコアは、国や地域によって大きく異なります。
文部科学省が公表しているデータによると、日本の平均スコアは72点で、他のOECD加盟国やアジア諸国と比較して低い水準となっています。
以下の表は、各国のTOEFL® iBTスコアの平均を示したものです。
世界のTOEFL® iBTスコア平均(抜粋) | |
---|---|
国名 | 平均スコア |
オーストリア | 100 |
オランダ | 99 |
スイス | 99 |
シンガポール | 98 |
インド | 95 |
パキスタン | 94 |
マレーシア | 91 |
香港 | 88 |
フィリピン | 88 |
韓国 | 83 |
台湾 | 83 |
中国 | 81 |
ミャンマー | 81 |
タイ | 80 |
モンゴル | 77 |
カンボジア | 73 |
日本 | 72 |
タジキスタン | 69 |
この結果から、日本のTOEFL® iBTスコアは他のアジア諸国と比較しても低いことがわかります。

日本の順位が低いのは、ショックですね。
TOEFL®を受験するメリット
- グローバル基準で自分の英語力を測ることができる。
- 受験することで、具体的な目標設定をしやすくなり、効率的な英語学習につながります。
TOEFL®テストの無料サンプル問題

TOEFL®テストには、目的やレベルに応じた4つの種類があります。
各試験の無料サンプル問題を活用し、試験の形式や難易度を確認しましょう。
① TOEFL® iBTサンプル問題
大学・大学院・留学を目指す方向けの試験で、アカデミックな英語力を測ります。
公式> TOEFL iBTサンプル問題
②TOEFL®ITPサンプル問題
大学のクラス分けやスコア評価に活用される、団体向けの試験です。
公式> TOEFL ITPサンプル問題
③TOEFL®Juniorサンプル問題
中高生向けの試験で、英語の基礎力や学習の進度を確認できます。
④TOEFL®Primaryサンプル問題
小学生向けの試験で、英語の初歩的なスキルを測定。STEP1・STEP2の2種類があります。
公式> TOEFL Primary STEP1サンプル問題
公式> TOEFL Primary STEP2サンプル問題

ぜひ試してみてくださいね!
TOEFL®の公式問題集とおすすめ教材

TOEFL®テストの対策には、公式教材を活用するのが最も効果的です。
試験形式や出題傾向をしっかり押さえた教材を使って、万全の準備をしましょう!
①TOEFL®iBT公式テキスト
📌 TOEFL iBT受験初心者におすすめ!
日本語解説付きで、試験の流れや対策ポイントをしっかり理解できます。

📖 内容
✔ リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能を総合対策
✔ 実際のテストに近い問題で実践力UP
✔ 日本語での解説付きだから、初めてでも安心
②TOEFL®ITP公式テキスト
📌 団体受験向け!唯一の日本語解説付き公式テキスト
大学のクラス分けやスコア評価で使われるTOEFL ITPの対策に最適。

📖 内容
✔ リーディング・リスニング・文法の3セクションをカバー
✔ 本番の出題形式に沿った練習問題
✔ 詳細な日本語解説付きで理解しやすい
③TOEFL®Junior公式テキスト
📌 中高生向け!試験形式に慣れる模擬試験付き
英語の基礎力をチェックできるTOEFL Juniorの対策に。

📖 内容
✔ A4サイズ・200ページの公式教材
✔ CD付きでリスニング対策もバッチリ
✔ 模擬試験1回分を収録
④TOEFL®Primary公式テキスト
📌 小学生向け!STEP1・STEP2の2種類
英語の初歩的なスキルを測定するTOEFL Primaryの対策に。

📖 Step1(初心者向け)
✔ 256ページ+別冊解答(48ページ)
✔ CD3枚付き
✔ 試験形式に即した総合実践テスト 2回分 収録

📖 Step2(レベルUP)
✔ 260ページ+別冊解答(64ページ)
✔ CD3枚付き
✔ 試験形式に即した総合実践テスト 2回分 収録

TOEFLの試験を受ける前に、この教材を使って準備していたよ!

無料サンプル問題とあわせて、チェックしてみてください。
まとめ

私たち家族も実際に経験したのですが、英検と一緒にTOEFL®を受験することで、英語学習がより充実したものになりました。
我が家では、子どもがTOEFL® Juniorに挑戦してみたことで、世界基準で見た現在の英語力がよくわかり、「あ、このレベルなんだ!」「英検○級にはまだ届かないな。」という発見や気付きがたくさんありました。
特に、リスニングは得意だけど語彙力をもう少し頑張る必要があるな、といった具合に、強みと課題がクリアになり、今後の学習の指針が見えてきました。
何度もお伝えしていますが、TOEFL® PrimaryやTOEFL® Juniorはリーズナブルな価格設定なのも魅力のひとつ。

世界に通用する英語力を測れるのに、お財布に優しいのは、嬉しいポイントですね!
「自分の英語、どのくらいくらいかな?」って気になったら、ぜひTOEFL®に挑戦してみてください。きっと新しい発見があるはずです。
TOEFLの試験結果を公開しています。ぜひ参考にしてください。