
このような疑問はありませんか?
- 東大の入学式ってどんな雰囲気?
- 親はどんな服装で行けばいい?
- 日本武道館って広いけど、混雑はどのくらい?

こんな疑問を解決できる記事を用意しました!
息子が東大に入学し、親として迎えた特別な一日。
わくわくしながら当日を迎えましたが、「もっと早く行けばよかった…!」と後悔する場面もありました。
この記事では、実際に参加した体験をもとに入学式の流れや注意点、スムーズに参加するコツを詳しく解説します。
- 東大の入学式の雰囲気や流れ
- 新入生・保護者の服装の傾向
- スムーズに入場するためのポイント
- 混雑状況と注意点
事前に知っておくことで、当日をよりスムーズに迎えられます。ぜひ最後まで読んで、しっかり準備してくださいね!

食事会の話も出てくるよ!最後まで読んでくれたらうれしいな!

私達は高卒で年収500万円台。でも、子どもは東大生に!
このブログでは、我が子が東大に合格するまでのリアルな受験体験や勉強法、受験対策を紹介しています。
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参照元:東京大学
東大入学式の当日武道館に入るまで

東大の入学式は、親として最後の学校行事になるかもしれないと思い、参加することにしました。
早朝から緊張と期待が入り混じる中、九段下駅へ向かいます。
駅に到着すると、日本武道館を目指す新入生や保護者の姿があふれていました。
案内の職員も配置されており、迷うことなく日本武道館に到着。
入学式のスケジュール(学校案内より)
- 入場開始:9時~
- 式開始:10時40分~
私たちは9時過ぎに到着しましたが、すでに周囲はお祭りのような雰囲気。
新入生や家族連れが記念撮影を楽しんでおり、賑やかなムードが広がっていました。
武道館入り口で記念撮影

まずは武道館入り口の看板前で、人混みの中息子と必死に記念撮影📷
しかし、その後すぐにクラスメートと合流した息子は、あっという間に別行動になりました。
東大では、3月末にオリエンテーション合宿があるため、入学式の時点で友人関係ができているのが特徴ですね。
そのおかげで「ぼっち」にならずに済むのは良い点かもしれません。
長蛇の列に驚愕…!

武道館入り口には、保護者の長蛇の列が。
まるでテーマパークのような混雑ぶりです…。
なかなか列が進まず、前後の保護者と自然と会話をしましたが、次第に疲れてきて「誰か倒れてもおかしくないよ」と冗談交じりに話すほど。
「余裕をもって到着したはずなのに…」と思いながら並び続け、結局 1時間以上かかってギリギリの入場 になりました。
圧巻の会場、埋め尽くされた1万人
会場内は、3,100名の新入生、その保護者や教職員を合わせて 約1万人 近い人々で埋め尽くされていました。

自由席のため、案内されたのは3階の横の席。
「2階のセンター席に座っている人は、相当前から並んでいたんだろうな…」と、気合いの差を感じました。

一方、息子の席はこんな感じ。天井までの距離があり、改めて会場の大きさを実感しました。
新入生は1階エリアにまとまって、クラスごとに着席しています。
東大入学式の式次第と感想

日本武道館に厳かな空気が漂う中、東京大学の入学式が始まりました。
最初の 総長の式辞 は、「ようこそ、東京大学へ」という温かい言葉からスタート。
原稿を見ずに語られるその言葉は力強く、約20分間にわたり、大学での学びの意義や可能性について語られました。
新入生一人ひとりに語りかけるような話術に、会場は静まり返り、誰もが聞き入っていました。
次に 教養学部長の式辞。
これから始まる前期課程の学びやキャンパスライフについて語られ、期待が膨らみます。
続いて、東京大学校友会会長の祝辞。
式次第には「祝辞」とだけ書かれていましたが、壇上には数十人が並び、「いったい何人が話すの?」と少し不安に…。
時計を見ると、まもなく11時半。
我が家は 13時30分にランチを予約していたため、間に合うか心配になってきました。
幸い、スピーチは2人だけで終了し、最後に 新入生総代の宣誓。
堂々とした姿に、会場から温かい拍手が湧き起こりました。
そして東京大学の歌が流れ、厳かな式は幕を閉じました。
式終了後の混雑と帰路
式が終わると、保護者たちは 出口へ向かい、大混雑。
入場に1時間以上かかったので「帰りはどうなることか…」と思いましたが、意外にも30分ほどで外に出ることができました。
時計を見ると 12時45分。
予約していたランチ(13時30分)には ギリギリ間に合いそうで一安心。
しかし、外は保護者でごった返し、新入生たちはクラスごとに行動しているため、どこにいるのか分かりません。
「帰りの記念撮影は、やっぱり無理だったな…」と実感しました。
改めて感じたのは、 1万人規模の圧倒的なスケール感。
これだけの人数が一堂に会する機会は、人生でもそうそうないかもしれません。
東大の公式サイトでは、式典の式辞や告辞の全文を公開しています。
東大の入学式に参加するなら知っておきたいこと

東京大学の入学式に関する書類は、二次試験(2月25日・26日)の最後に配布されます。
合格発表から入学手続きまでの期間が短いため、受験者全員に渡される形です。

実際に参加してみて分かった、事前に知っておくと役立つポイントをまとめました。
入学式はいつ?
東京大学の入学式は、毎年4月12日に開催されます。これは、東大の創立記念日(1877年4月12日) に合わせているためです。
ただし、12日が土曜日または日曜日にあたる場合は、前日の11日か翌13日 に変更されることがあります。
他の大学と比べてやや遅めの日程ですが、新入生は3月下旬から駒場キャンパスでの学校生活がスタートします。
入学式の場所はどこ?
東京大学の入学式は日本武道館で行われます。
- 住所:東京都千代田区北の丸公園2-3
- 最寄り駅:九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線)
- [Googleマップで開く]

当日は周辺が混雑するため、早めの移動を心がけるのがおすすめです。
保護者(親)の服装は?
東大の入学式では、保護者の多くがフォーマルな装いを選んでいました。
主流の服装スタイル
- スーツやジャケットを合わせたスタイルが一般的
- 着物姿の方も見かけましたが、少数派でした

カジュアルな服装の方はほぼいなかったので、ややフォーマル寄りの服装を意識すると浮かずに安心です。
新入生の服装は?
新入生は ほぼ全員がリクルートスーツを着用していました。
- スーツの色:黒や紺などのダークカラーがほとんど
- 髪色:染めている人もいましたが、奇抜なカラーは少数派

式典らしい雰囲気のため、スーツを着ていくのが無難です。
保護者は何人まで参加できる?
東大の入学式では、新入生1名につき2名までの家族が参加可能です。
- 入学式の案内に同封される「ご家族入場券」を持参すれば、2名まで入場できます。
- 新入生の入場には「学生証」が必要なので、忘れないようにしましょう。

入場券を忘れると入場できないため、当日まで大切に保管しておくことをおすすめします。
スムーズに入場する時間の目安は?
日本武道館はとにかく混雑するため、早めの到着が重要です。
我が家は、9時過ぎに到着しましたが、すでに黒山の人だかり でした。
後から聞くと、記念写真を撮るために7時前に来た新入生家族もいたとのこと。
特に以下のご希望があれば早めの到着をおすすめします。
- 記念写真をゆっくり撮りたい
- 2階席中央を確保したい
- 余裕を持って入場したい

入場口は新入生と保護者で異なるため、並ぶ前にしっかり確認しておくとスムーズです。
入学式後の家族との食事会へ

入学式の後、親子で食事をするのも良い思い出になります。特別な日だからこそ、少し特別な場所で食事をするのも良いですよね。
我が家では、「せっかくのお祝いだから、普段食べないものを食べよう!」 ということで、ガレットのお店を予約。外でガレットを食べるのは初めてだったので、親子でワクワクしながら当日を迎えました。
さらに、記念のメッセージ入りデザートプレートもお願いし、ちょっとしたサプライズも準備!

息子の反応や美味しかった料理をレポートします。
予約していたお店へ
入学式が終わり、親だけ先に13時半の予約時間に合わせてお店へ向かいました。
ただ、入学式の終了時間が想定よりも少し押してしまい、息子が来られるかどうか心配に……。
しかし、息子も13時50分ごろには無事に到着! 少し遅れてしまいましたが、無事に一緒に食事を楽しむことができました。
コース料理の内容

ガレット

スープ

サラダとカルパッチョ

スパゲッティ

パンケーキ
頼んだのはコースメニューで、以下のような内容でした。
- スープ
- サラダとカルパッチョ(リンゴとタマネギの手作りドレッシング)
- ガレット(ホタテ入りで絶品!)
- スパゲッティ
- デザート(パンケーキ)
- お祝いプレート(メッセージ付き)
どの料理も美味しく、特にホタテ入りのガレットは絶品!
外はパリッと香ばしく、中はもちもちの食感。ホタテの旨みがじゅわっと広がり、バターの風味と相性抜群でした。
サラダも爽やかな味わい。
リンゴのフルーティーな酸味と、タマネギの甘みが引き立つ手作りドレッシングで、さっぱりと食べられました。
そして、デザートにはふわふわのパンケーキ!
たっぷりの生クリームと、なめらかなチョコレートソースがとろけ合い、甘さとコクのバランスが絶妙でした。
サプライズのお祝いプレート!
食事を楽しんでいると、最後に運ばれてきたのが「お祝いプレート」。
息子の前にそっと置かれると、少し嬉しそうな表情に。 サプライズ成功です!
メッセージが書かれたプレートは特別感があり、「おめでとう!」と改めてお祝いできたのがよかったです。
家族で楽しんだ食事のひととき
美味しい料理を家族でゆっくり楽しみ、入学式の感動を振り返りながら温かいひとときを過ごしました。
食事の時間が少し遅めだったこともあり、お腹がすいていたため、コース料理を頼んだのに「思った以上に食べても食べてもまだ足りない!」と思うほど。
それでも、家族でゆっくりと食事を楽しめたので、とても良い記念になり、大満足のひとときでした。
クラス会がある場合は注意!
今回、息子のクラスでは夜にクラス会が予定されていたため、昼に親子で食事を楽しめました。
ただ、クラスによっては「入学式直後にクラス会がある」場合もあるようです。
もしクラス会が昼にあったら、せっかくの予約が無駄になる可能性もありますね。
事前に予定を確認し、前日までキャンセル可能なお店を予約するのが無難かもしれません。
まとめ:東大入学式を終えて

1年間の浪人生活を経て、息子は無事に東京大学に合格し、入学を果たしました。現役時代はわずか8点差で不合格となり、まるで神様に見放されたかのような絶望を味わいました。それでも、息子は決して諦めることなく努力を続け、苦しい浪人生活を乗り越えました。
子供の成長の道のりは、決して平坦ではありません。反抗期を迎えた時期もあり、親として葛藤し、悩みながらも、一貫して息子を信じ、支え続けてきました。時には厳しく、時には温かく見守る日々の中で、子育ての難しさと喜びを痛感してきました。
そして迎えた今日、日本武道館で入学式が執り行われ、その晴れやかな場に立つ息子の姿を目にした瞬間。まるで長い旅の終着点にたどり着いたような気持ちになりました。
何よりも、親である私が経験できなかった世界を息子が見せてくれたことに、心から感謝しています。
今の気持ちは、ただただ「ありがとう」と息子に伝えたい。
東京大学の入学式に立ち会えたこと。それ自体が、かけがえのない幸せな瞬間でした。