
- 天文宇宙検定って、どんな試験?
- 合格するのは難しい?
- 自分の年齢やレベルでも受けられるのかな?

そんな疑問に、この記事でしっかりお答えします。
天文宇宙検定は、天文学や宇宙科学に関する知識を問う民間の検定試験です。
特徴は、なんといっても「宇宙が好き!」という気持ちさえあれば、誰でも挑戦できること。
実際に、小学生から大人、さらにはシニア世代まで幅広い層が受験しており、年齢や学歴、専門知識の有無にかかわらず受験できる開かれた試験となっています。
こんな方におすすめ!
🌌 趣味として宇宙の知識を深めたい方
🌍 教育・研究の現場で知識を活かしたい方
この記事では、天文宇宙検定の基本情報はもちろん、過去の受験者データや合格の目安まで網羅的に解説します。
- 天文宇宙検定とはどんな試験か
- 各級の難易度・出題範囲・対象者の目安
- 合格点・合格率の実データ
- 試験日・申込方法・受験料などの受験情報
- どの級から受けるのが最適かの選び方
天文宇宙検定の受験を考えている方にとって、「何から調べたらいいのか分からない」という不安を解消できます。
気になる級の情報や試験準備に役立つヒントも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

公式サイトや過去データをもとに、ポイントをわかりやすくまとめているよ!

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参照:天文宇宙検定
天文宇宙検定とは?

天文宇宙検定は、天文学や宇宙科学に関する知識を問う民間の検定試験です。
2011年に第1回が行われて以来、一般社団法人天文宇宙教育振興協会の主催で続けられている、歴史ある検定です。
「楽しく学び、知識を広げ、行動のきっかけを作る」という理念のもと、天文ファンはもちろん、宇宙に興味を持つすべての人に向けて実施されています。
天文宇宙検定の受験資格と対象年齢は?
天文宇宙検定は、年齢・学歴に関係なく、誰でも受験できるオープンな資格試験です。
4級〜2級はどの級からでも受験可能で、唯一1級のみ「2級の合格者」であることが受験条件となっています。
また、オンライン受験を希望する場合は、小学生以上が対象。

天文に興味があれば、子どもから大人まで誰でもチャレンジできる点が、この検定の大きな魅力です。
実際の受験者層は? 〜年代別の傾向〜

天文宇宙検定では、受験者の年齢層が非常に幅広いのが特徴です。
以下は、2024年11月実施分の各級ごとの受験者年齢分布(%)になります。
年齢 | 1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
---|---|---|---|---|
10歳未満 | 0.0 | 2.0 | 5.9 | 22.4 |
10代 | 6.3 | 30.4 | 33.8 | 29.2 |
20代 | 9.8 | 25.2 | 17.4 | 11.6 |
30代 | 12.5 | 9.1 | 11.3 | 8.4 |
40代 | 10.7 | 8.5 | 12.5 | 15.8 |
50代 | 19.6 | 13.1 | 11.0 | 7.6 |
60代 | 27.7 | 8.7 | 6.5 | 3.4 |
70代 | 12.5 | 3.0 | 1.4 | 1.6 |
80代以上 | 0.9 | 0.0 | 0.2 | 0.0 |
このように、受験者には学生や教育関係者、科学館職員、退職後に学び直すシニア層など、さまざまな背景を持つ方が含まれています。
特に3級や4級、2級は学生の割合が多く、1級になると天文学を専門的に学ぶ社会人・シニア層の受験が多い傾向があります。

親子で一緒に受験するケースもあり、世代を超えて「学びを共有する場」として活用されています。
最年少・最高齢の受験者は?

天文宇宙検定は、実際にどれくらいの年齢層まで受験しているのでしょうか?
実はこの検定、5歳の子どもから90歳の高齢者まで、幅広い世代がチャレンジしています。
過去の開催回でも、次のような記録がありました。
級 | 最年少 | 最高齢 |
---|---|---|
1級 | 11歳 | 90歳 |
2級 | 6歳 | 81歳 |
3級 | 5歳 | 77歳 |
4級 | 5歳 | 81歳 |
このように、小さな子どもからシニア世代まで、幅広い世代がチャレンジできるのも天文宇宙検定ならではの特徴。

年齢を問わず、宇宙への好奇心がつながるのは、とても魅力的だね。
天文宇宙検定の受験概要まとめ

天文宇宙検定を受ける前に、試験日・申込方法・受験料・受験形式などの基本情報を押さえておくことが大切です。
このセクションでは、検定に関心のある方へ向けて、受験に必要なポイントをわかりやすく解説します。

れでは順番に見ていきましょう!
実施時期と試験日【年2回開催】

天文宇宙検定は、毎年「春」と「秋」の年2回開催されます。
- 春季検定:5月〜6月頃
- 秋季検定:11月中旬頃
具体的な日程は、公式サイトや公式X(旧Twitter)で発表されるので、最新情報をチェックしましょう。

Xをフォローしたり、公式サイトをブックマークしておくと安心です!
申込期間と申し込み方法
申込受付は、試験のおよそ2か月前から開始されます。
- 春季検定:3月下旬〜4月中旬ごろ
- 秋季検定:9月下旬〜10月中旬ごろ
申込期間はあまり長くないため、公式からの案内が出たタイミングで早めに確認するのがおすすめです。
申し込み方法は2通り
天文宇宙検定の申込み方法は、インターネット(推奨)と郵便局からの申込の2通りです。
- インターネット申込(おすすめ)
- 天文宇宙検定オフィシャルショップ「Lagrange(ラグランジュ)」から申込み
- 支払い方法:クレジットカード/コンビニ支払い
- 24時間いつでも申込み可能

一番手軽でおすすめの方法です!
- 郵便局からの申込(紙で手続き)
- パンフレットに付属する専用の「払込取扱票」を使用
- 一般の払込用紙は使用不可
- 払込票が手元にない場合は、ハガキまたはメールで請求可能
天文宇宙検定運営事務局
〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町3-14
(一社)天文宇宙教育振興協会内
E-mail: astro-test@kouseisha.com
申込み完了のタイミングと受験票の発送
- 受験料の支払い完了時点で、申込成立
- 会場受験の場合は、試験日の約2週間前に「受験票」が郵送されます
※発送時期の詳細は公式サイトで案内されます。

支払い方法(カード・コンビニ・郵便)に関係なく、支払い後の流れは同じです!
受験料はいくら?【級別・併願割引】
天文宇宙検定の受験料は受験級によって異なります。
また複数級を同時に申し込むとお得な併願割引が適用されます。
受験級 | 受験料(税込) |
---|---|
1級 | 6,700円 |
2級 | 6,200円 |
3級 | 5,000円 |
4級 | 4,400円 |
併願割引制度
併願内容 | 割引価格(税込) | 割引額 |
---|---|---|
2・3級併願 | 10,000円 | 1,200円お得 |
3・4級併願 | 8,460円 | 940円お得 |
2・3・4級併願 | 14,000円 | 1,600円お得 |
※1級は併願制度の対象外です。
受験スタイル【会場 or オンライン】

天文宇宙検定の申し込みは、以下の2種類から選択できます。
受験方法 | 対象級 | 特徴 |
---|---|---|
会場受験 | 全級対応 | 全国主要都市の会場で実施 |
オンライン受験(IBT) | 2〜4級 | 自宅でPC・スマホを使って受験 ※1級は対象外 |
会場受験のポイント
- 会場は全国の主要都市(例:釧路・仙台・小松・郡山・東京・松本・名古屋・京都・岡山・松山・鹿児島など)で実施
- 試験会場の詳細は、受験票に記載されます
オンライン受験のポイント
- 2〜4級のみ対応
- 日本国内のみ対応(海外不可)
- 小学生以上が対象
オンライン受験は、静かな部屋で一人で受験できることが条件で、ネットカフェ等は不可です。

パソコンやスマホ操作に不安がある場合は、会場受験のほうが安心です。
試験時間と問題数
試験時間は全級共通で50分間で、問題数は級ごとに異なります。
級 | 問題数 | 試験時間 |
---|---|---|
1級 | 40問 | 50分 |
2級 | 60問 | 50分 |
3級 | 60問 | 50分 |
4級 | 40問 | 50分 |
- 試験開始前に説明時間(10分)あります(試験時間に含まれません)
- 説明開始から10分以上遅刻すると欠席扱いになり、返金もされないため要注意です!
出題形式【全級マークシート方式】

天文宇宙検定は、すべての級で 4択式(マークシート) による出題です。
公式サイトでは、マークシートの記入見本が公開されています。

初めて受験する方は、あらかじめ見本を確認しておくと安心だよ!
天文宇宙検定の難易度を級別に解説

天文宇宙検定は、4級から1級までの4段階に分かれています。級が上がるほど専門性が増し、出題範囲も広がります。
それぞれの級には異なるレベルの知識と理解力が求められるため、自分の目的や理解度に合った級から挑戦することが合格への近道です。

ここでは、各級の特徴・難易度・出題範囲などをわかりやすく紹介します。
4級|天文の基礎を学べる入門レベル

- 対象者:小学生〜天文初心者の大人
- 称号:「星博士ジュニア」
- 出題レベル:小学校理科+天文の基礎知識
天文に初めて触れる方にぴったりの入門級。
星座や惑星の名前、季節の星空など、天文の楽しさを体感できる内容が中心です。
出題範囲の例
- 太陽・月・地球の基本的な性質
- 季節ごとの代表的な星座とその見つけ方
- 日の出・日の入り・月の満ち欠けなどの自然現象
- 天体観測のマナーや基本ルール
天文に興味を持ち始めた方や、小学生のお子さんとの親子受験にも人気の級です。
3級|中学理科レベルの基礎固め

- 対象者:中学生以上、天文に関心がある大人
- 称号:「星空博士」
- 出題レベル:中学校理科レベル(天体分野)
4級の知識をベースに、天体の動きや仕組みを「なぜそうなるのか?」という視点で理解するレベル。
科学的な思考で天文を学びたい方におすすめです。
出題範囲の例
- 日食・月食の仕組み
- 月の満ち欠けの周期と理由
- 地球や惑星の自転・公転
- 季節による星座の移り変わりとその理由
「星を眺めるのが好き」から「宇宙のしくみを理解したい」にステップアップしたい人にぴったり。

理科が得意な小学生も挑戦可能だよ。
2級|高校物理の理解が必要なレベル

- 対象者:高校生〜天文好きの理系大人
- 称号:「銀河博士」
- 出題レベル:高校物理+天文学の基礎知識
2級からは、より科学的・体系的な理解が求められます。
計算問題や物理法則の応用が出題され、学問としての天文学への入り口となります。
出題範囲の例
- ケプラーの法則と惑星の軌道
- ニュートンの万有引力と重力の応用
- 恒星の進化や分類(HR図の読み取り)
- 銀河の構造、星間物質、電磁波の観測の基礎
2級から難易度がグッと上がります。本格的に天文学を学びたい方や、理系の知識に自信のある方におすすめです。
1級|大学理工系レベルの最難関

- 対象者:2級合格者、理工系の大学生・専門知識を持つ天文マニア
- 称号:「天文宇宙博士」
- 出題レベル:大学〜理工系の天文学・宇宙物理学
大学教養レベル以上の高度な内容が出題され、応用力や論理的思考力、最新の科学知識まで問われます。
合格には十分な準備と深い理解が必要です。
出題範囲の例
- ブラックホールや中性子星の性質と観測方法
- 宇宙の膨張・ビッグバン・ダークマター・ダークエネルギー
- 一般相対性理論・特殊相対性理論の基本
- 最新の研究・観測データに基づく応用問題

過去には合格者がゼロだった年も2回もある超難関級だよ。
難易度の目安と選び方
以下は、各級の難易度と対象者の目安をまとめた早見表です。
級 | 難易度の目安 | 対象者 |
---|---|---|
4級 | (入門) | 小学生〜天文初心者 |
3級 | (基礎) | 中学生〜大人の初級者 |
2級 | (応用) | 高校生〜天文に興味がある大人 |
1級 | (最難関) | 大学生レベルの専門知識を目指す人 |
天文に関する知識がほとんどない方は、まず4級または3級から始めるのがおすすめです。
基礎をしっかり固めることで、上位級へのステップアップがスムーズになります。
公式問題集を活用しよう!

天文宇宙検定は、各級の公式問題集に準拠した出題が行われます。
効率よく学ぶには、まず公式問題集を活用するのが近道です。

各級の公式問題集をまとめたので、受験予定の級をチェックしてみてください。
天文宇宙検定の合格点と点数分布は?

天文宇宙検定では、各級ごとに合格基準(合格点)が設定されており、試験結果の点数分布も公式に公開されています。

まずは、各級の合格基準を見てみましょう。
各級の合格点(合格基準)
級 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|
1級 | 70点以上(100点満点) | 60~69点の場合は「準1級」認定あり |
2級 | 70点以上(100点満点) | 合格点未満は不合格 |
3級 | 60点以上(100点満点) | 合格点未満は不合格 |
4級 | 60点以上(100点満点) | 合格点未満は不合格 |
1級のみ、合格点には達しなかったが一定の成績(60〜69点)を収めた受験者に「準1級」が認定されます。
ここからは、過去4回分の点数分布データを紹介します。
点数帯ごとの受験者の割合を見ることで、合格ラインに届いている人の傾向も把握できますよ。
4級の点数分布
点数 | 15回 | 16回 | 17回 | 18回 |
---|---|---|---|---|
0~9 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10~19 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
20~29 | 0.3 | 0.0 | 0.3 | 0.8 |
30~39 | 0.8 | 1.1 | 2.8 | 1.1 |
40~49 | 6.0 | 3.5 | 11.7 | 1.6 |
50~59 | 10.1 | 10.1 | 16.9 | 7.0 |
60~69 | 23.6 | 18.3 | 25.3 | 17.1 |
70~79 | 26.6 | 28.6 | 18.3 | 27.5 |
80~89 | 24.9 | 24.3 | 16.9 | 28.6 |
90~99 | 7.3 | 13.9 | 7.5 | 16.3 |
100 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.0 |
初心者向けの4級では、毎回合格点(60点)以上の受験者が7割以上を占めています。
特に70~89点に受験者が集中しており、基本的な学習で安定した得点が期待できるレベルです。

合格率が非常に高く、安心して挑戦しやすい級だと言えますね。
3級の点数分布
点数 | 15回 | 16回 | 17回 | 18回 |
---|---|---|---|---|
0~9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10~19 | 0.0 | 0.2 | 0.0 | 0.0 |
20~29 | 0.2 | 0.9 | 0.4 | 1.0 |
30~39 | 2.8 | 3.1 | 4.0 | 2.0 |
40~49 | 8.3 | 9.8 | 8.1 | 13.0 |
50~59 | 14.3 | 14.8 | 20.0 | 18.0 |
60~69 | 23.6 | 21.3 | 24.5 | 20.0 |
70~79 | 27.4 | 23.3 | 25.9 | 22.0 |
80~89 | 20.0 | 19.9 | 13.7 | 20.0 |
90~99 | 3.4 | 6.7 | 3.5 | 4.0 |
100 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
3級も合格者が過半数を超えており、60〜79点にかけて受験者が多く分布しています。
ただ、4級に比べるとやや点数のばらつきがあり、60点台と70点台が中心です。

とはいえ、ちゃんと対策しておけば、無理なく合格できるレベル。
2級の点数分布
点数 | 15回 | 16回 | 17回 | 18回 |
---|---|---|---|---|
0~9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10~19 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
20~29 | 2.1 | 1.4 | 1.8 | 1.7 |
30~39 | 7.1 | 4.5 | 6.9 | 8.0 |
40~49 | 8.4 | 10.3 | 13.8 | 15.4 |
50~59 | 17.0 | 18.1 | 18.4 | 19.3 |
60~69 | 21.8 | 21.9 | 21.4 | 24.1 |
70~79 | 23.1 | 24.9 | 16.6 | 19.6 |
80~89 | 16.8 | 15.8 | 15.0 | 9.4 |
90~99 | 3.6 | 3.0 | 6.0 | 2.0 |
100 | 0.0 | 0.2 | 0.0 | 0.0 |
2級では、70点以上の層が約6割程度となり、合格のハードルがやや高くなっています。
40〜59点に分布する受験者も多く、不合格率も高いのが特徴です。

幅広い知識と対策が必要な中級レベルであることがわかります。
1級・準1級の点数分布
1級は天文宇宙検定の中で最も難易度が高く、合格点の70点に達する受験者はごく少数です。
ただし、60点〜69点の得点者には「準1級」が認定されるため、一定の学力を示した受験者のモチベーション維持にもつながっています。
1級の合格基準
- 合格:70点以上
- 準1級認定:60~69点
- 不合格:59点以下
点数 | 15回 | 16回 | 17回 | 18回 |
---|---|---|---|---|
0~9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10~19 | 4.4 | 0.0 | 1.9 | 0.0 |
20~29 | 12.1 | 6.3 | 1.9 | 22.3 |
30~39 | 31.9 | 26.6 | 20.6 | 42.9 |
40~49 | 36.3 | 44.5 | 36.4 | 26.8 |
50~59 | 12.1 | 16.4 | 24.3 | 7.1 |
60~69 | 3.3 | 4.7 | 14.0 | 0.9 |
70~79 | 0.0 | 1.6 | 0.0 | 0.0 |
80~89 | 0.0 | 0.0 | 0.9 | 0.0 |
90~99 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
100 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
このように、1級では30〜49点に得点が集中しており、準1級の層が一定数存在します。
準1級は「あと一歩で合格」という成績を証明するものとして、学習記録に活用できます。

でも、1級は高度な天文学的知識が必要で、合格するには相当な準備が必要そうだね。
天文宇宙検定の合格率はどれくらい?

天文宇宙検定では、第15回・第16回のみ、各級の合格率が年齢別に公表されています。
ここでは、年齢や世代ごとに合格率にどのような傾向があるのか、各級の特徴とともにご紹介します。
初心者でも安心して挑戦できる級から、難易度が非常に高い上級級まで、級ごとの合格率の違いを見ていきましょう。
4級の合格率
年代 | 15回 | 16回 |
---|---|---|
10才未満 | 72.9 | 79.5 |
10代 | 82.3 | 80.6 |
20代 | 85.7 | 92.9 |
30代 | 90.3 | 96.4 |
40代 | 89.7 | 93.0 |
50代 | 96.8 | 85.2 |
60代 | 91.7 | 91.7 |
70代 | 100 | 85.7 |
80代以上 | 0.0 | 100 |
4級は、全年代で高い合格率を誇る入門レベルの級です。
特に20代以上では90%以上の高水準となっており、天文宇宙の知識が少ない方でも安心して挑戦できます。
また、小学生以下の層でも70%以上の合格率があり、年齢を問わず受験しやすい級といえるでしょう。
3級の合格率
年代 | 15回 | 16回 |
---|---|---|
10才未満 | 70.0 | 46.4 |
10代 | 60.3 | 57.4 |
20代 | 83.1 | 86.7 |
30代 | 83.9 | 90.9 |
40代 | 83.3 | 79.1 |
50代 | 87.8 | 71.7 |
60代 | 96.2 | 84.2 |
70代 | 66.7 | 50.0 |
80代以上 | 0.0 | 50.0 |
3級になると難易度がやや上がり、10代以下では50%台~60%台と合格率が下がります。
一方で、20代~60代では80%~90%の合格率をキープしており、しっかりと基礎を学んでいれば十分に合格可能です。
2級の合格率
年代 | 15回 | 16回 |
---|---|---|
10才未満 | 16.7 | 31.3 |
10代 | 32.2 | 28.7 |
20代 | 50.5 | 54.3 |
30代 | 48.1 | 46.7 |
40代 | 40.7 | 46.7 |
50代 | 57.6 | 46.5 |
60代 | 57.1 | 56.9 |
70代 | 42.9 | 50.0 |
80代以上 | 0.0 | 100 |
2級は中級~上級レベルの難易度となり、合格率は全体的に下がります。
それでも、20代~60代ではおおむね50%前後を維持しており、対策次第で十分合格が狙える級です。
1級の合格率
年代 | 15回 | 16回 |
---|---|---|
10才未満 | 0.0 | 0.0 |
10代 | 0.0 | 5.3 |
20代 | 0.0 | 0.0 |
30代 | 0.0 | 0.0 |
40代 | 0.0 | 0.0 |
50代 | 0.0 | 0.0 |
60代 | 0.0 | 2.6 |
70代 | 0.0 | 0.0 |
80代以上 | 0.0 | 0.0 |
1級は、圧倒的に合格率が低く、最難関の級です。
過去2回の試験でも、多くの年代で合格者がゼロ、または数%以下という厳しい結果となっています。
専門的な知識と、徹底した学習対策が求められるレベルであることがわかります。
天文宇宙検定のよくある質問(FAQ)
まとめ|宇宙への好奇心をカタチにする天文宇宙検定!

この記事では、「天文宇宙検定」の特徴や合格率の傾向などについて詳しく解説しました。

最後に、知っておきたいポイントを振り返っておきましょう。
- 年齢・学歴を問わず、誰でも受験可能
- 全国の会場 or 自宅でのオンライン受験が可能(※1級は会場のみ)
- 4級〜1級までレベル別に分かれており、初心者からプロ志向まで対応
- 4級・3級は合格率が高めで初挑戦にもおすすめ
- 子どもからシニアまで、幅広い世代の受験者に支持されている
天文宇宙検定は、「宇宙が好き!」という気持ちを持つすべての人に開かれた検定です。
趣味の知識を深めたい方、学び直しをしたい方、親子で楽しく学びたい方——
きっかけは何でも構いません。
まず自分のペースで、自分に合った級から始めて、天文の世界を楽しみながら学んでみましょう。
宇宙を知ることで、きっと世界の見え方が少し変わるはずです。

公式問題集を活用しながら、あなたの「宇宙への好奇心」をカタチにしてみましょう!